海の公園に寄せて


野島海岸にようこそ



野島海岸の潮干狩り風景

 野島海岸も私が良く行く場所で、盤図干潟に比べれば本当に小さな海岸なのですが、砂の色と感触に歴史を感じる場所なのです。縄文人も江戸時代の人達も、この同じ砂を掘っていたのだと思うと、よく埋め立てから残ってくれたと感謝しかありません。野島というくらいで、今も昔も島なのですが、海抜57メートルの山頂には展望台が作られ360度のパノラマが楽しめます。天気が良ければ房総半島が望め、はるか東京湾の対岸、富津の東京湾観音の姿も視力が良ければ確認できます。坂の途中から下を望むと木陰の間から、野島海岸で潮干狩りをしている人達の姿を見ることが出来るでしょう。


展望台に上る途中から見た野島海岸の潮干狩り

 潮干狩りをしている人達を上から眺められる場所は中々ありません。みんな大漁なら良いのですが。





金沢八景の8枚の絵が描かれたベンチ

 野島公園の次が終点の金沢八景駅です。金沢八景は歌川広重の描いた浮世絵金沢八景で有名な場所です。駅近くの歩道には金沢八景の8枚の浮世絵のベンチが置いてあるので、近くを通られた方はご覧になって下さい。鑑賞する人もいるので絵の上には長時間は座り辛いのですが、石なので夏はおしりが涼しいです。8枚ともに金沢八景の海が描かれており、特に「平潟落雁」には潮干狩りをする人達が描かれています。


瀬戸神社前の海に突き出た琵琶島

 シーサイドラインの車窓からは、瀬戸神社の参道から真っすぐ海に突き出す、琵琶島が見えます。琵琶島は以前は棹の部分が三味線の様にもっと長かったのですが、複数回の埋め立てで、現在のように短くなってしまいました。以前は近くで大きなアサリを求めて、潮干狩りを楽しむ人たちも結構いたのですが、今はあまり見かけません。埋め立て工事で海底も荒れたので、落ち着くまで少し時間がかかるでしょう。

 金沢八景の「瀬戸の秋月」の舞台はこの琵琶島周辺の景色を描いたものです。

 京浜急行の金沢八景駅から逆方向にシーサイドラインに乗っても海の公園に行けます。金沢八景駅は駅周辺の再開発が完了し、近代的な駅に生まれ変わりました。

潮干狩りソング第21弾 潮干狩りタウン

https://youtu.be/yqGPO47o6qk

誰もが好きになる町金沢八景、それは潮干狩りタウン。


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史上最強の潮干狩り超人