ワタリガニ捕り



 潮干狩りで見かける大きなカニといえばワタリガニでしょう。美味しいのは分かっているけれど、あのハサミを見るとひるんで捕まえづらい。ワタリガニが泳いでいる最中は動きが鈍いので、水が澄んでいれば網ですくうことも可能です。ただ、ワタリガニが泳いでいる、海水が澄んでいる、うまい具合にたまたま網を持っているの3拍子が揃うことはなかなか無いでしょう。


ワタリガニは砂に潜るのを見届ける

 ワタリガニはアマモの周りの砂に潜っている事が多く、海水が澄んでいる時に探していると、砂の上に出ている事があります。そんな時は慌てず海水を濁らせず、じっとしてワタリガニを監視します。
ワタリガニは人間の姿を見つけると砂に潜りますので、潜った場所を確認します。砂に潜ってしまえばこちらのものです。




動かなくなったところで軽く踏みつける

 相手は動けないのですから上から足で体を軽く押さえつけます。そしてゆっくりつかめば簡単にワタリガニを捕まえられます。

 外洋に面した砂浜に多いヒラツメガニなども同様で、砂に潜ったところを確認して、背中側から捕めば簡単に捕まえられます。


こう持てば私にだって獲れちゃいます

 ひとたび押さえつけてしまえば、ワタリガニは横にも上にも逃げられません。壁ドンならぬ砂ドンです。ここで手を入れてつかめば、子供でも簡単に捕まえられます。網に入れておくと網を登って逃げる可能性もあるので、洗濯ばさみなどで網の口を挟んでおくと逃げられません。


ワタリガニはアマモに付いている

 ワタリガニは漁業の対象魚種であり、場所によっては漁業権によって捕獲が禁止されています。入場料を取る潮干狩り場で1,2匹捕まえても問題にはならないと思いますが、海岸には注意事項を記載した看板が立っていますので、良く確かめたうえでお楽しみください。ワタリガニの項に関しては、横浜の海の公園での様子を書いています。


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史上最強の潮干狩り超人