ツメタガイ駆除
足を大きく広げてアサリを探し回るツメタガイ
二枚貝が沢山いなければ当然ツメタガイも生きてはいけません。ツメタガイが増えればその分、二枚貝が減るのは事実なので、一般的には常に駆除の対象として考えられています。
美味しい食べ方があれば採っても嬉しいのですが、中々難しい貝です。色々な方が挑戦していますが、これといった決定打に欠けるかなという印象です。
よくも大切なアサリに穴を開けてくれたな
やはり独特の匂いがあるのと、殻を溶かす酸を出す関係か、ワタはとても食べられる代物ではなく、調理にやたら手間をかけてまで、食べる価値があるのかなと思わせる巻貝です。
https://youtu.be/AXz53hd3trw
アサリを食べ放題食べているツメタガイにお仕置をしてやりました。
ツメタガイ自体は綺麗好きで、あまり汚い海にはいませんし、ツルツルの丸い殻も粘膜を被せて、他の生物の寄生を断じて許さない潔癖症の一面もあります。
ツメタガイの殻には艶があり丸く綺麗
ですから殻も丸く常に艶があり、美しい貝殻と思います。ただしコレクションにするのなら、アカニシと違って思いのほか端が欠けやすいので、持ち帰りには注意してください。
ツメタガイのラ卵塊スナヂャワン
ツメタガイの卵塊はスナヂャワンと呼ばれる、茶碗をひっくり返したような特異な形をしています。駆除の際は砂に潜っている親のツメタガイよりも、干潮時に見つけやすいスナヂャワンを駆除するのが効果的です。
ツメタガイの駆除にはスナヂャワン集めが効果的
当然、潮干狩りでツメタガイを専門に狙っている人はいません。クマデで掘っていたらツルッとした感触で、欲しくもないのに出てきたというツメタガイ。
潮干狩り場でツメタガイを採ったら、皆さんの大好きなアサリの為にも、決して再放流はせず、持ち帰って世界初の美味しい食べ方にチャレンジしてみてください。
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