アカニシは足で探せ


歩いた距離が収穫に比例する



アカニシはともかく歩け歩け

 アカニシが砂の上に出ている時には、海水が濁らないようにゆっくり歩いていると、砂の上に黒い影が見えるのですぐ見つかります。

 ただしいつもそんなに都合良くは行きません。ただアカニシは砂に潜っていても裸足で砂の上を歩いて行くと、あの硬い尖った殻が足の裏にチクッと感じられます。これは履物を履いていると感じられませんので、アカニシ採りには裸足が原則です。アマモの周囲はワタリガニの住処でもありますので、ワタリガニに挟まれるかもしれませんが、瞬間痛いだけでワタリガニのハサミは細く小さいので、小さな傷は出来ても指が切られるようなことはありません。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざがありますが、ワタリガニごときを恐れていてはアカニシは採れません。

https://youtu.be/THnJ9tOxEq0

海の公園でのアカニシ採りの様子。腰位の深さまでは全然行けます。

 アカニシはある程度は固まっていますが、せいぜい5個までです。アサリの様に宝庫を一か所見つけたら、そこだけで100個などという事はありません。




アマモは海藻ではなくて海草

 アカニシがいる場所はアマモの周りです。産卵するためにアマモに寄ってきているので、場所はアマモの生え際がポイントです。アマモの林の中に入ってしまうと、探しても殆ど見つかりません。アカニシもわざわざアマモの林の中に分け入るよりも、産卵できる動かない物を探しているだけなので、一番外側のアマモでも十分な訳です。波に流されないと判断したら、ロープやタイヤなど何にでも産卵します。


アマモに囲まれた入江の場所はアカニシのポイント

 特にアカニシが見つかりやすい場所は、アマモの林が入江になっているような場所です。このような場所ではアマモの生え際に沿って丁寧にゆっくり歩いて一周します。足の裏に砂とは違う何かを感じたら、足で少し掘ってみます。
 アカニシは一個が大きいので30個も採ったら十分大漁でしょう。身だけにすると意外に簡単に食べられますけどね。


アカニシは足の指で挟んで採る

 アカニシがいればゴロンと出てきますので、水深が浅ければ手で、深ければ足で採りましょう。アカニシはアサリを捕まえるために、殻の口が大きく空いているので、その口に足の親指を突っ込むとアカニシがつかめます。平地で片足で立てる方なら、砂地でも意外に簡単に片足で立てます。波がある日は、片足立ちは難しいので、小型の網などを使うと簡単にすくえます。


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