アカニシ採り


アサリの天敵アカニシ



ゴツゴツした殻のアカニシ

 アサリの天敵のアカニシですが、アカニシ自体も美味しい貝です。アカニシは関東では5月位から岩場やアマモの周りに産卵のために出てきます。ウミホウズキと呼ばれるアカニシの卵塊が産み付けられていたらアカニシが近くにいる証拠です。


アカニシの卵塊ウミホウズキ

 お祭りの夜店でウミホウズキとして売ってたこともあったけれど、最近は見かけませんね。




ゴツゴツした殻には寄生貝




アカニシの殻に寄生するシマメノウフネガイ

 アカニシの殻はゴツゴツしていてシマメノウフネガイという貝が、殻の上に寄生している場合があります。時にはシマメノウフネガイが何段にも子、孫、ひ孫と乗っかって、もとのアカニシの原型が、良く分からない様な場合もあります。茹でれば簡単に落ちてしまいますので気にせず、採りましょう。


アカニシの殻から落ちたシマメノウフネガイ

 年によっては、あきれるばかりのシマメノウフネガイが、アカニシに付いている事があります。寄生しているとはいっても、貝には違いありませんので食べられます。味は身が小さすぎるのと、アカニシを茹でたゆで汁で水っぽくなっているため、このままでは何とも言えません。1968年に初めて確認された外来種との事ですが、すごい繁殖力です。アカニシも昔は身が軽かったのでしょうが、今は沢山取りつかれて、いかにも重そうなアカニシもいます。


の色が白くてもアカニシ 黒い点はすべてシマメノウフネガイ


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