マテガイの穴を見てみよう




マテガイの穴は楕円形

 砂を削っていくうちにマテガイの楕円形の穴が見えてきます。マテガイの穴の上部は波の作用で閉じていることが多く、少しづつ下に掘り進むにつれて、穴はどんどん大きくなって、本来のマテガイの殻の大きさになって行きます。ちょっと掘って小さいなと諦めず、注意深く削り進んでいくと、思わぬ大きな穴だったりします。マテガイの穴の特徴は、ひたすら下に向かって真っすぐである事と、穴の側面がマテガイの殻と同じくツルツルだという事です。掘っているうちに穴が曲がったり、大きくなったり狭くなったりするのは、マテガイではありません。



塩は狙いを定めて穴の中に



塩は狙いを定めて穴の奥まで届くように

 穴が見つかったらその穴を上から覗いてみます。穴の奥の海水が少し見えるくらいがベストです。そこに塩を入れれば海水に塩が溶けて、塩分濃度が急激に増し、マテガイが慌てて飛び出してきます。

 穴の中に水面が全く見えない場合は、水面が見えるまで、もう少し砂を削りましょう。そうすれば塩を入れやすくなり、マテガイも出てきやすくなります。

 海水面まで距離があると塩が水面まで落ちにくくなり、マテガイも水面上に出にくくなります。この際にポリビンの口を穴の中に差し込みすぎると、先端に海水が付いて塩が固まり出にくくなります。海では周りに何もないので非常に困ってしまいますが、こんな時につまようじの一つでも持っていると、ポリビンの口に差し込んで、くるくると掃除をする事で、あっという間に回復します。胸のポケットに、つまようじのような細い棒を一つ持っていると、いざというときに便利です。

 それでもポリビンの先端は濡らさないに越したことは無いので、ギリギリのところで塩を入れるのがコツです。塩を入れるのが難しいような小さな穴は子供のマテガイですので、塩が楽に入れられる大きな穴を見つけてください。

穴の深さを調査する



 マテガイの穴は深い深いと言われてはいますが、本当に深いのか検証してみました。マテガイの穴は真っすぐなのは分かっているので、計測には真っすぐの棒が必要です。そこで用意したのが釣り竿の穂先と2番です。10㎝ごとに白い印を付けています。


 30㎝以上は物差しで測ります。


 大きなマテガイを捕まえます。


 マテガイは9.7㎝でまずまずの大きさ。


 穴に釣り竿を差し込むと殆どが入ってしまいました。


 正確に砂の高さから深さを測ります。


 これまでの最高記録68.7㎝でした。

https://youtu.be/byZwbVk-3ck

マテガイはどの位の深さまで穴を掘っているのかを計測調査の様子。


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史上最強の潮干狩り超人