マテガイ採りの実際


マテガイのいそうな場所を探そう



干潮時に浮かぶ瀬がマテガイのポイント

 マテガイのポイントは干潮時に、島のように残る盛り上がった砂の上です。海水が残っているところにもマテガイは居ますが、マテガイの穴を見つけるためには砂の上を削らなければなりませんので、水が残っている場所では出来ません。もちろん塩も入れられません。マテガイは潮が引けば引くほど探る場所も広くなり、年に数日しか姿を現さないような、沖に出来る砂が盛り上がって残るポイントは、潮が大きく引く日には是非狙って見たい場所です。一年の殆どが海の底のそんな場所は、場荒れも無く大漁の可能性が高い場所です。

https://youtu.be/VxvcmF5mLxA

海の公園でのマテガイ採りの様子です。

 マテガイでも「マテガイの穴を一個見つけたら30個いると思え」の格言は生きています。大物のマテガイは大物同士でまとまっていることが多く、小型が多い場所には大型はあまりいません。





鳥の足跡が沢山ある場所は見込みがない

 鳥の足跡がたくさん残っているような場所は、鳥に食べられてあまり残っていないかも知れません。根こそぎ食べられている事もありませんから、一応探ってみて下さい。あまりマテガイの反応が無い様でしたら、場所を変えましょう。



クマデと同じ感覚で使えるマテガイ専用ジョレン

 クマデと同じ持ち方で、表面の砂を削ってマテガイの穴を探します。ジョレンの場合は、基本目の前に向かって掘り進む事になり、クマデと同じ感覚で潮干狩りが出来ます。片手で砂を掘りますので、あまり大きなものや重いものは適していません。場所によっては立って両手で掘る、農機具のような大きなジョレンを使う場所もあります。



移植ごてはサイドを使って砂を削ろう

 移植ごての場合はサイドを使って砂の表面を斜めに削ります。形状からサイドに掘っていくために、カニのように横に移動して行く事になります。クマデとは勝手が違いますが、やっていくうちにすぐに慣れます。斜面が出来るように削るのは穴の深さを調整しやすいのと、だんだん横に移動しながら、穴を次々に探すためです。また穴が斜めの場合、上からも横からもつかめるため、マテガイをつかまえやすくなります。砂を斜めに削るのは、マテガイが少ししか顔を出さない時に、横から攻められるので便利です。移植ごては何処でも簡単に手に入りますし、構造上金属がしなったり曲がったりしにくく、マテガイ採りには非常に適した器具です。それでも選ぶときには、なるべく金属が薄く軽いものを選ばれた方が、穴も出やすく、しかも疲れにくく使いやすいものです。穴の上にチョコンと乗った邪魔な砂を取る際にも、尖った先端が威力を発揮します。


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史上最強の潮干狩り超人