管理潮干狩り場の海水は貴重品




管理潮干狩り場では持ち帰り用の海水を用意 富津潮干狩り場

 潮干狩り場によっては砂抜き用の海水を持ち帰れるように、タンクなどで用意しています。ペットボトルなども、余裕があれば、持参していないお客さんには無料で配布してくれる潮干狩り場もあります。タンクの海水の場合は綺麗な海水は沖合から吸い上げた貴重品ですので、海の水を自分で好きなだけ汲んで帰る様な話とは違います。必要以上の海水を持ち帰るのはマナーに反しますのでご注意ください。



10リットルあれば何回でも砂抜きが出来る

 海の水が自分で汲んで持って帰れる場所でしたら、大きなタンクで海水を持って帰るのも良いですが、潮干狩り場の巨大タンクの海水を、沢山持って帰ってはだめですよ。



人工海水の作り方


 重くて海水が持ち帰れなかった場合は人工海水を作って砂抜きをします。人工海水と言っても、水道水と塩で3%の塩水を作るだけです。ただし、さっきまでアサリが棲んでいた場所の海水に比べると、圧倒的に砂の抜け方が違います。


人工海水は水1リットルに大して塩30g

 人工海水の作り方は水1リットルに対して塩30gを加えて作ります。どんぶり勘定ではなく、正確に3%の海水を作る方が砂は抜けます。

 日本の水道水は殆どが軟水ですが、ミネラルウォーターなどで硬水の銘柄を使うと、とたんにアサリの動きが鈍くなります。人工海水を作る時は水道水をお使いください。
 水道水と3%の塩で作った人工海水でも砂は抜けますが、販売されている塩はメーカーによって成分に大きな違いがあり、一概に3%と言っても砂が海水とほぼ同等に抜ける塩がある一方、まったく貝が口を閉じたままで砂抜きが出来ない塩もあります。砂が上手く抜けないリスクを考えると、なるべく海水の持ち帰りを強くお勧めします。

 もし以前に砂が上手く抜けた塩があった場合は、銘柄を良く覚えておくと、いざという時に便利です。経験上、砂抜きがうまく出来た銘柄を一つだけ申し上げますと「伯方の塩」です。

 人工海水も本当の海水と同じく、アサリを長時間入れておくと水質が悪くなります。砂が抜けにくいからといって、何時間もアサリを入れておくと水質が落ちて、アサリは弱ってしまいます。もし長時間砂抜きをしたい場合は、2,3時間おきに新しい人工海水に取り換えて下さい。時間はかかりますが、砂はより完全に抜ける筈です。

 それでは実際に砂抜きを始めましょう。

潮干狩りソング第22弾 潮干狩り音頭

https://youtu.be/zaDcC8KKpuI

潮干狩りで採った貝を食べると良い事があるかも知れないね。


13  14  15  16  17  18  19  20  21  次へ


史上最強の潮干狩り超人