アサリの持ち帰り方


まずアサリをざっと洗う



網のアサリをざっと洗って砂を落とす

 網の中のアサリは海水で外側をざっと洗った後、クーラーボックスに保冷剤とともに入れて持ち帰ります。殻を洗うだけですので網のまま水道水で洗っても構いません。ただし真水に浸けてしまうのはアサリには良くありません。必ずアサリは網の中で、真水を下に流し落とす状態で、洗ってください。

 潮干狩り場によってはアサリ洗い専用のプールが用意してある潮干狩り場もあります。




アサリは水から出してクーラーボックスへ

 外側をざっと洗ったアサリは海水から出した状態でクーラーボックスに入れます。アサリは海水の中では、水管を出して水を循環し、呼吸や食事をしようとします。しかし、水温が高かったり酸素の少ないバケツの海水では、アサリはどんどん弱っていきます。

 アサリは水から出してしまうと、ピッタリ殻を閉じ我慢の時間に入ります。そんな事は干潮時には何時もやっている、日常的な事ですので、アサリにとっては、どうという事はありません。アサリは魚屋さんに魚と一緒に並んでいますが、魚とはまったく違う生物です。水から上げると可哀そうという感情は、水の中では息が出来ない人間側の考えで、汚い海水に入れられる方がアサリにとっては大迷惑です。アサリが砂を吐くのにはアサリにとっても大きなパワーを使います。砂を上手く吐かせるためにも元気に持ち帰る事が一番重要な事なのです。


ペットボトルに砂抜き用の海水を入れる

 家に帰ってからの砂抜き用の海水はペットボトルやウォータータンクなどで持ち帰ります。海水ですので重いですが、後の砂抜きの事を考えると頑張って出来るだけ沢山の量を持って帰って下さい。

 海の公園で石油タンク2つの海水を持って帰る猛者を目撃したことがありますが、間違いなく素晴らしい砂抜きが出来たと思います。海水の量は複数回砂抜きが出来るので、新鮮な海水で思う存分砂抜きが出来たでしょう。あの2つのタンクを持ち帰れる若さと体力に脱帽です。

ペットボトル1本が体力の限界の方にはお勧めの方法があります。海水が足りない場合は家で海水と人工海水を混ぜる事も出来ます。海水よりは威力が落ちますが、人工海水だけよりははるかに砂が抜けます。海水が少し混じっているだけで、アサリには途端に居心地が良くなるようです。

 海水の方は帰宅中に温度が少しくらいは上がっても大丈夫です。後の砂抜きにも影響はありません。

潮干狩りソング第19弾 海を忘れない

https://youtu.be/rdvbN4aeILU

いつもは聞こえる筈の歌声が聞こえない。


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史上最強の潮干狩り超人