アサリは波が当たる場所が嫌い
アサリは沖からの波が直接当たる場所を嫌います。アサリは入水管、出水管の2つの管を砂の上に出して、海水を循環しながら酸素を取り込んだり、海水中の栄養分を取り込んだりしています。波が強く当たる場所では、ゆっくり水管を出して食事をしていられません。栄養になる有機物も、あっという間に頭上を通り過ぎていきます。ですからアサリは、沖からの波を防いでくれる、盛り上がった瀬の岸側の、波の当たりが弱まる場所に集まる傾向があります。同じ様に岩陰や海藻の陰なども探ってみて下さい。極端な話ですが、もしタイヤでも落ちていれば陰にアサリが沢山いるかも知れません。

アサリは波が当たる場所が大嫌い
1のアサリは沖からの波が直接当たる場所にいます。2の様に、盛り上がった瀬の頂上部も、波が頭上を素早く通り過ぎるため、アサリはあまり集まりません。3は盛り上がった瀬の陰になって、波の当たりが弱くなります。障害物の陰の、波が弱まる水流の緩む場所は、有機物や浮遊物が滞留しやすい場所でもあります。4は3ほどではありませんが、波をよけてくれる瀬の後ろで、アサリも生息しやすい場所です。実際の干潟では瀬は一つではなく、複数個が海岸線に沿って出来ている事が多く、アサリの居場所を探してみてください。
簡単な見分け方としては、干潮時に水が残っているような場所は、比較的波をよけられる場所ですので、アサリが集まりやすいものです。

盛り上がった瀬の内側はアサリのポイント
これが「アサリを一個見つけたら30個いると思え」の格言の由来です。
理由は分かりませんが、大きなアサリは大きなアサリ同士集まる傾向があり、小さなアサリも同じような小さなアサリ同士で集まる傾向があります。ですから大き目のアサリを1個見つけたら、近所をちょっと丁寧に探る必要があります。上手く行けばその周りだけで、あなたのその日の潮干狩りは終わってしまうかも知れません。
潮干狩りソング第11弾 あしたは潮干狩り
https://youtu.be/NcONzLQZ67k夕焼けなら明日は晴れ、さあ潮干狩りに行こう
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