貝の持ち帰りに必要な道具


アサリは元気なまま持ち帰ろう


 採ったアサリはそのままでは体内に砂を含んでいます。アサリに上手に砂を吐かせるコツは、アサリを家まで元気なまま持ち帰る事です。そのアサリを元気なまま持ち帰り、家で上手に砂を吐かせるための道具類を紹介します。

クーラーボックス



クーラーボックスと保冷剤

 まずアサリを持ち帰る際に入れておくクーラーボックスと保冷剤。アサリを元気に家に持ち帰るために必要です。特に気温が上がる5月以降は必須です。

 クーラーボックスが無くてもアサリは持ち帰れますが、ある程度帰宅に時間がかかる場合は、クーラーボックスは必要です。また車で来られた方は、車内の温度が瞬間的に上がりがちですので、距離の遠近にかかわらず、アサリはクーラーボックスに入れて保冷される事を強くお勧めします。アサリは温度の急激な変化が無い方が元気なまま持ち帰れます。

 アサリはその後の砂抜きにパワーを使いますので、砂抜きの時にアサリが元気か弱っているかが、砂抜きが上手く行くかどうかの勝負になります。どんな巨大魚が釣れるかわからない釣りとは違って、潮干狩りの場合は持ち帰りの量が想定できますので、せいぜい10Kg以下の小型のクーラーボックスで十分でしょう。

 保冷剤や氷が直接アサリに当たるのは良くありませんから、間に挟む新聞紙も用意しましょう。アサリを入れた後、新聞紙を上に敷き、その上に保冷剤を乗せるようにします。



新聞紙は役に立つ

 最近は新聞をとらない人も増えましたが、潮干狩りには非常に役に立ちます。新聞紙は断熱の役割も果たしますので、アサリと保冷材の間にはさむと、アサリが冷たくなり過ぎず元気に持ち帰れます。またクーラーに入りきらない場合や、アカニシ、ツメタガイなどとアサリを一緒にしたくない場合、片方を新聞紙でくるんで持ち帰ると、保冷の役割を果たし、貝を元気なまま持ち帰れるという使い方も出来ます。


お菓子などに付いてくる小型の保冷剤は使いやすい

 色々なものに付いてくる小型の保冷材は、潮干狩りの小型のクーラーには使いやすくてとても便利です。捨てないでとっておきましょう。


ペットボトル



3.6リットルのタンクと2リットルのペットボトル

 砂抜き用の海水はペットボトルなどで持ち帰ります。ウォータータンクなどで海水を持ち帰ると複数回砂抜きが出来、より砂を抜く事が出来ます。水道水と塩で作る人工海水とは砂の抜け方が圧倒的に違いますので、出来る限りアサリの棲んでいた場所の海水の持ち帰りをお勧めします。体力に自信があれば、写真のものよりもっと大きなタンクで、大量の海水を持って帰り、何回も新鮮な海水で砂抜きをする事で、より完璧な砂抜きが出来ます。

 車で来られている場合は、海の公園の様に海水の持ち帰りが自由な場所でであれば、10リットル缶、20リットル缶などで、海水を持って帰ると、海水の汚れを心配せずに余裕を持って砂抜きが出来ます。ただし、管理された潮干狩り場で、沖合の綺麗な海水をタンクに保管して海水を供給しているような場所では、規定以上の海水の持ち帰りは出来ませんのでご注意ください。

潮干狩りソング第10弾 潮干狩りポップ

https://youtu.be/2GyB_6rxY7I

潮干狩りを通して青春の夢と希望。しょげてみるのもまた人生だよね。


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史上最強の潮干狩り超人