潮干狩りの服装


 潮干狩りの時期と言えば一般的には春先ですが、この時期は気温が低いわりに紫外線が強いのです。冬が過ぎたばかりで肌もあまり日焼けに慣れておらず、急に太陽の下で不用意に焼いてしまうと肌にダメージを受けやすいのも、この時期にありがちな事です。霞も出がちで気温も高くないので、汗をかいたりした時に不用意に一枚脱いで、肩や腕などさらしてしまうことの無いよう、肩の隠れる長袖の服装で出かけましょう。足も意外に膝が日焼けがしやすいので、あまり短い半ズボンより、長さに余裕のあるものをお勧めします。


日焼け対策にはこんなものもありますよ

 海では日差しをよけられるものは周りに何もありません。ですから春の紫外線から顔を守るためにも、なるべくつばの広い帽子は必須です。

 襟元もしゃがんでいる事の多い潮干狩りでは日に焼けやすい場所です。時期的に麦わら帽子はまだ売っていないかも知れませんが、なるべく襟元は隠れるように工夫して下さい。首にタオルを巻くのも襟足の日よけ以外に、寒さよけにもなって便利です。




肌が日差しに慣れていない春先は、特に肌の露出に気を付けて

 潮干狩りでは、潮は引いていても海水が残っている場所も多く、夢中になっているうちにお尻が濡れたり、うっかりしりもちをついたり、子供はバシャバシャと遊んでいるうちに転んだりします。そんな時に真夏ではありませんので、着替えが無いと非常に寒い思いをします。

 大人でも最低下着上下、子供は着替え一式を用意しておくと安心して春の潮干狩りに出かけられるでしょう。暖かくなるにつれて、寒さ対策は楽にはなりますが、下着類は用意しておくと何かというときに役立ちます。


マリンシューズ(左)とストッキング

 足元も大切です。お勧めするのはマリンシューズです。ビーチサンダルは干潟を歩いているとかかとが跳ねて、海水や泥が飛び散ります。又浅い水の中を歩く時はビーチサンダルが抵抗となり、非常に歩きにくいものです。長靴は海水が靴の中に入らなければ良いのですが、いったん入ってしまうと足がゴムと擦れて、足が痛くなってしまいます。


靴下が出現する以前、足袋で潮干狩りをしている写真 大正期

 海岸の砂の状況にもよりますが、裸足が一番気持ちは良いものです。また靴と裸足の中間的なものとして、薄い靴下も推奨します。ある程度の危険から足を守る効果もあり、砂を踏む感触も裸足に近く、色々な砂浜からのシグナルも受けることが出来、若干の恥ずかしさと不快な感触を除けば、十分実用的だと思います。靴下では不可能ですが、ストッキングは足の指でアカニシをつかむことも可能です。厚めの靴下は海水と砂でだんだん重くなって、ズルズルを引きずるような感触になり不快になるので、薄い靴下の方がお勧めです。

潮干狩りソング第5弾 潮干狩りトレイン

https://youtu.be/O6GNS7al_ck

春になったら動き出す潮干狩りトレイン。潮干狩りは長袖にスラックスでね。


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史上最強の潮干狩り超人