日本海に面した土地にお住まいの方たちはどうして自分達は潮干狩りが出来ないのだろう?といつも不思議に思っておられるみたいです。
私も不思議ですが太平洋岸で春に行われているような潮干狩りは出来ません。
岩場から急激に深く落ち込む地形が多く、波も荒いために遠浅の海岸が出来にくいのも潮干狩りに適していない原因のようですが、何より干満の差が少ないのが一番の原因です。
春の大潮では東京湾では干潮と満潮の差が2mありますが日本海の沿岸では最大でも50cmしか潮が動かないそうです。これでは潮干狩りにはなりませんね。
有明海では最大4mの干満差がありますからその違いは明らかです。
北朝鮮からは大量のアサリが輸入されていますから日本海にアサリがいない訳ではないと思います。
ざぶざぶと海に入っていけば貝はいるはずですけれど子供連れでは危険です。
潮干狩りは形態は違えども世界各地で行われています。
フランスの牡蠣とムール貝。
フランスの西海岸は潮汐発電所が在るほど干満差があります。
香港や台湾の海岸でも潮干狩りは出来るようです。
韓国の珍島の潮干狩りは天童よしみさんの歌でも有名です。
カナダも楽しそうです。
なのに、どうして日本海は出来ないのだとお嘆きの方たちへ確かに潮干狩りは出来ないけれど
太平洋岸では絶対獲れない美味しい魚と美味しいお米があるではありませんか。
潮干狩りがしたくなったら是非、太平洋沿岸におこしください。