臨港パークから赤レンガ倉庫を回る海辺のコース


高島水際線(すいさいせん)公園



みなとみらい大橋の下を抜けると水際線プロムナードは終わり高島水際線公園に入る。正面の水際に降りていく歩道の先に注意書きがあった。


ここが公園で一番低いところなので、台風・高波・高潮などの気象条件の悪いときには危険なので立ち入らないようにという注意書き。台風の時にわざわざ此処に来るバカはいないだろうと思ったが、肝試しのつもりでふざける者がいないとも限らないのだろうか。


高島水際線公園の表札。石の上に金属製のプレートがネジで取り付けられている。


横浜港導水堤


このモニュメントは、横浜港導水堤の名残を残すモニュメントです。明治時代の後期、この場所に導水堤が築造され、「みなとみらい21中央地区土地区画整理事業」の造成工時の際に、その遺構が発見されました。
本公園では、皆さんに横浜の歴史を感じて楽しんで頂けるよう、発見した袋詰めコンクリートをモニュメントとして活用し、展示しています。

横浜港導水堤の役割
導水堤とは、土砂の堆積を防ぎ、流路や流速を一定に保つため、河口付近に築かれる堤防です。
横浜港導水堤は、帷子川から流入する土砂が港内に堆積するのを防いでいました。

明治後期の横浜港
導水堤は、明治24~25年の間に設けられ、北水堤、東水堤と共に当時の横浜港を構成する主要施設の一つでした。
その後、土地需要の増加に伴い埋立が進み、現在は右図の赤線の範囲がみなとみらい21地区となっています。

横浜港導入堤の特徴
我が国の港湾工時で初めてセメントが用いられたのは、横浜港導水堤であるとされています。それまでは、盛った土のうえを大石で覆うという工法が採用されてきましたが、横浜港導水堤では、大石に代えて、コンクリートが用いられました。
また、コンクリートを麻袋に入れた非常に珍しい「袋詰めコンクリート」 が使われていました。
これは、コンクリートの施工性、耐久性を高める優れた手法です。
横浜港導水堤の解説板より転載


造成工時の際に発見された袋詰めコンクリートを使って導水堤の一部を再現したモニュメント。


解説板に袋詰めコンクリートには表面に当時の麻袋の跡が見られると書いてある。


モニュメントの表面に近づいて見たが、麻袋の跡は良くわからなかった。


護岸に作られた潮入りの池付近は神奈川県が管理する生態護岸で教育的な生物観察などにも使われる。
ふと水面を覗くとボラの子供のイナッコの群れがエサをむさぼっていた。ごみの様な海草をつついている。


イベントの時などは干潟に降りて生物観察などしているが、通常は干潟は立ち入り禁止。上から見た所、このような場所では付き物のカニの姿は殆ど見えなかったが、岩には若干のカキの殻が見られ、干潟には多くの穴が開いているので、少しずつ生物が定着を始めているようだ。干潟の端にはアシも植えられて小さな自然が形作られようとしていた。


公園には車輪のモニュメントも設置してある。
解説板によると、この車輪は、「みなとみらい21中央地区土地区画整理事業」の造成工時の際に発見されたものだそうで、高島操車場の名残をとどめるモニュメントとして再利用し、展示しているとの事。


高島水際線公園は中央部をJRの貨物線が横切っている。横断歩道を使って向こう側に渡らなければならないが両側にエレベーターも付属している。


高架橋JR貨物専用高島線。横断歩道の上は殆どが透明のアクリルでガードしてあるが一部だけ貨物線が望める場所が開けている。


ちょうど貨物線の上を沢山の石油タンクの貨車を引いた貨物列車が通り過ぎる所だった。


横断歩道を降りたところにトイレがある。新しいのでとても綺麗。


公園の中には幾つかのモニュメントが設置してある。これはいかりのモニュメント。工事中に発見されたものとのことだが、このあたりは掘れば色々なものが出てくるのだろう。


いかりモニュメント
このいかりは、「みなとみらい21中央地区土地区画整理事業」 の造成工事の際に発見されたものです。
高島埠頭があった名残をとどめるモニュメントとして再利用し、展示しています。


公園利用の際の注意書きがあった。普通の公園と同じ様なものだが、一つ投げ釣りは禁止とある。ここでは浮き釣りは問題ないらしい。もっともハゼが主力のこの場所では、浮きではたいしたものは釣れないだろうから、問題にならないのかもしれない。


高島水際線公園は帷子川に沿って東西に細長い公園。東端から道が出ているが2014年11月現在行き止まりなので注意。


今来た場所を振り返ってみると遠く中央に 「そごう」 が見えた。かつては超巨大だったそごうも、周りに高いビルが建ったために陥没して見える。


最新型の日除けは風は通すが日差しはさえぎる事が出来るように天井がブラインド状になっている。当然ながら右手が南の方角。


高島水際線公園を後にして臨港パークに向かうことにする。幅の広い歩道の道が続いているので歩きやすいし、今のところ通行量もほとんど無い。


公園の南側一帯は未開発の広大な広場。


広大な広場を左に見ながら臨港パークに向かう。前方の半円形の建物はヨットの帆をイメージしたというインターコンチネンタルホテル。


先方の塔はNTT横浜メディアタワーの電波塔で、最先端の高さは253mある。これは横浜では左の隙間から後方に見える296mのランドマークタワーに次いで高い。





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