史上最強の潮干狩り超人 特派員のゆきです

カナダからの手紙


超人達のブラッド(血統)



超人師匠(アサリバイヤー)の奥さんに
ライセンス番号等を記入する札を
貰うインディアン漁師達
特派員のゆきです。
2月27日、今回のアサリ漁もすでに4日目、
いよいよ大詰めになってきました。

やる気のインディアン達は漁がクローズする前にと、
午前4時過ぎから朝の漁に出て、
また午後4時過ぎにはラストスパートの潮干狩りへと、
とても普段の怠け者ぶりからは想像も出来ないくらいの
猛烈な働きぶりを見せています。




ウルトラ超人
颯爽と登場

しかも超人クラスは一度掘りはじめたら80kgは必ず掘ってくるので、
昨日や今日などは、一日で160kg平均くらい掘っているという計算になります。

普通の熊手で潮の引いたビーチを掘っているだけなんですけどね、
どーやったらそんなに掘れるのか見当もつきません。

最終日の今日は、お隣のストアの孫娘二人(11歳と2歳)も潮干狩りに行くというので、
このチャンスを逃す手はありません。
もちろんぼくも同行することにしました。

11歳のアリッサは、ぼくの師匠の次女ですが、
これがチャイドルにしたいくらい可愛いらしいインディアン少女。

ストアの孫娘、シャルビィ、2歳
(将来なりたい物;
パワーショベルのオペレーター)とアサリ様。

2歳のシャルビィは師匠の妹の子供ですが、
師匠の妹は沢口康子かと思ってしまったほど可愛いので、
その人と白人の旦那の間に生まれたシャルビィはこれまた可愛い。
「ゆき、あのね、あのね、これからアサリを堀に行くのよ。
熊手でね、こんな風に掘るの」

2歳のシャルビィが一生懸命説明してくれます。
うんうん、そうなの? か~わい~いねぇ。

ストアのおやじが店を閉めてビーチまで送ってくれました。
ビーチが近づいてくると「お、やってるやってる」
超人師匠をはじめそのライバル達が死にものぐるいで掘っています。
分かっちゃいたけど、速いなぁ。

ビーチに飛び降りると、はやくもアリッサは砂利ビーチを
一生懸命掘りはじめました。
おお、やる気満々、さすが超人師匠の子。

ところがシャルビィはビーチについてまだ5分もしないうちにぐずり始めました。
「帰る」
ええ?
「ゆきと」
えええ!?
「ゆきと一緒に帰る、うわあああああああぁんん!」
そ、そうですか。
そうですね。



おやじも店があるから帰ると言うし、おやじに帰られちゃ今度はいったいいつになったら家に帰れるか分かったもんじゃありません。
どっちみち漁に参加するわけにもいかないので、
アリッサだけ超人達の中に置き去りにして戻ってくることにしました。


岩場で採った貝系生物「カイトゥン」。
裏から見ると、確かに貝です(右写真)

でもせっかくビーチまで来たのだから、
すかさずひょひょひょいっと15cm超級の牡蠣を10個くらい拾って、
さらに岩場に駆け上がり、
この間インディアンが食べていた貝系生物「カイトゥン」
5~6個ナイフではがし取りました。
ホントはもう一種類の不思議貝系生物のGETをねらってたんですが、
子供に泣かれると困るので今回は諦めます。

カイトゥンの黒い表皮の下はキャタピラのような装甲板(骨)に覆われており、まさしく「貝」でした。
風の谷のナウシカに出てくる「オオム」に黒い皮をかぶせたような感じ。


ウニと謎の貝系生物「グースネック」

グースネックは、文字通り雁の首のよう、というか、
人差し指をミイラ化させて醤油で戻すとあんな風になるんじゃないかというか、で、その頭のところにフジツボのような石灰質部分があります。
超人サミーが持っていたのをアップで撮ったんですが、
日差しが強すぎて何がなんだか分からなくなってしまいました。
群体でいる姿はメドゥーサの頭のよう。

ストアのおやじに聞いたところ、貝ではなく
「グースネック・バーニクル」つまりフジツボの類のようです。
イタリアやスペインに数多く輸出されているということなので、
イタリア料理の食材からたぐると以外と簡単に正体に行き着けるかもしれません。


レポート楽しく読ませていただいています。
私は、ジュンといいます。(36歳、妻子有り)
貝掘りが大好きな者です。(現在住んでいる広島では潮干狩りというよりもダイレクトに貝掘りという方が通りが良いです。)

レポート中に出てきたグースネックとはエボシ貝のことではないでしょうか。
スペインへ旅行中にペルセベスという根元が黒く硬いシワシワの棒状で先端部が白と黒の石灰質上のフジツボ上の生き物を食べました。
ペルセベスは塩茹でして黒い棒状のところを歯で搾り出すようにして食べるのですが、貝と言うよりも甲殻類系の味がして非常に美味しかったと記憶しています。

この生き物の仲間は、日本の沿岸部にもいます。
カメノテという生き物なのですが、磯の岩の割れ目にびっしりついているのをよく見かけます。
日本でも大型のフジツボを食べている地域があると聞きます。
もし、これがエボシ貝であれば一度食されてみてはいかがでしょうか。

広島でも貝掘りが始まりました。
宮島の鳥居沖のアサリは甘くて最高です。
                                 ジュン K.
世界遺産で潮干狩り

帰り道ではイルカの群がボートの後ろを着いてきました。
むこうの岩場ではラッコがぷかぷか浮いています。
いいねいいねぇホントいいね、ここは。


これは2度目の計量、約90パウンド。
合計で190パウンド超。2002/02/24

さて、どっぷりと日も暮れて、インディアン達が次々とアサリ集積所に集結しだしました。
戻ってくるボートはどれも大量のアサリでそうとうに沈み込んで見えます。
これは! どの人も凄い大漁ですな。
次々と巨大なアサリバッグが運び込まれて計量が始まりました。
はい153パウンド(69kg)、次191パウンド(86.5kg)、次187パウンド(85kg)……。
ひゃあああ、みんな掘るねぇ。

別の集積所からもニュースが入ってきました。
おやじの孫の一人、シャルビィの兄、
タイラー(15歳)の今夕の成績は
210パウンド(95kg)




そして輸送船に積まれたアサリ約7.5トン。

間違いなく彼はこの海域のアサリチャンピオンです。
集積所で計量が済むと、重量に応じたお金がその場で支払われます。
普段あまりしゃべりたがらないようなタイプの人たちでさえも、
このときばかりは見違えるように興奮し、
にこにことはしゃいで上機嫌になるので、
そばにいるこちらまで楽しくなっちゃいます。

労働のあとの笑顔は、万国共通で素晴らしいですね!
わいわいと大騒ぎしている大人達にまぎれて
可愛らしいアリッサが見え隠れしていました。
「アリッサは今日はどのくらい掘ったのかな?」 ……、ぼそぼそ6。
恥ずかしそうに下を向いて、小さな声で答えました。
「6パウンド?」 2.5kgくらい?
わぁ、か~わい~。
「ぼそぼそ6」 え?
26パウンド?
26パウンド(12kg)も掘ったの?
凄い! 「違う!46パウンドって言ってんの!」(怒) ぶふう!
そうですか。27kgも掘ったのね。
さすが超人の血を引く娘。
いやいや、どうも、失礼しました。
明日はアサリ輸送船に潜入!

(どうでもいいけど、こんなことやってるヒマがあるっちゅうのは、これまた問題では? ハミングバードホステルよ、大丈夫か?)

つづく。 



今日ウルトラ超人がウニを持ってきてくれました。
ばかでかいのではありませんが、 卵巣ぎっしりです。


ドッグサーモンの筋子。
大きなのは直径9mmくらいあります。
ばらして醤油に漬けます。

やはり秋に彼が持ってきてくれたイクラ、解凍して食べました。
お客さんがくれた海苔とワサビも使ったら、とんでもなく美味しくなっちゃいました。
ドッグサーモンのイクラ、一粒の直径9mmくらいあります。



春だなぁ、
そろそろハミングバードの
砂糖水の用意でもしようかなぁ、
と思っていたら、
今朝から吹雪きました。
天気予報では4日ほど続くようです。
2002/03/06




巨大ナメクジのうんこ。巨大!

カナダの巨大ナメクジ。
ナメクジは一応巻貝の仲間です。
近い仲間のカタツムリは
フランス料理にあるので
これも食べられる??カナ?!

このレポートはHummingbird International Hostelのユキ様より頂いています。

2002/03/04 by Yuki