史上最強の潮干狩り超人 超巨大シジミに?こんにちは

超巨大シジミもどき?に こんにちは


岡山県と言ったら何と言っても桃太郎。
川に巨大桃がドンブラコと浮かんできて中から桃太郎が出てきたなどという昔話が伝わる土地柄だけに、河口で超巨大シジミが出現しても驚かないつもりだった。が、
コ、こりゃ何だ。 岡山の高梁川の河口で獲れたというこの巨大シジミもどき。
倉敷のKさんが河口の穴を見つけ、その下を10から15cm掘るとザクザクと出てきたらしいのだが、あまりの巨大さにとりあえず送って頂くことにしました。
形は一見シジミに似てはいますが大きさがまったく違います。
採取したのが5月3日。
連休にかかり郵パックで発送が5月7日。
発砲スチロールに保冷材を3個も入れて頂き厳重に発送して頂きました。
到着は5月8日。
元気に生きていましたのでやたら丈夫な貝です。
その日の夜、とりあえず茹でてみました。
茹でた所を生姜醤油で食べてみると美味しくありません。
殻の割りに身も小さいし硬い身のわりに内部は水っぽく少しクセもあります。
生姜でも消えないクセ。岡山城下にクセ者?


そこで巨大シジミもどきを10個ほど鍋に入れ茹でました。
お味噌汁を作ろうと思ったのですが10個では貝特有の香りが足りません。

そこで20個ほど貝を加えて煮ると大きいだけに貝の口が開いて鍋からあふれんばかり。
仕方がないので殻だけを鍋から取り出し、中の身だけを残します。

やっと貝の香りがしてきました。
そこで、味噌を少量加え味をみるとウーン。確かに貝のお味噌汁です。
普通のシジミ汁より美味いかって? イエ、イエ。 送っていただいた中で一番大きいものは殻長5.35㎝!
河口にはもっと巨大な貝が身をひそめているにちがいありません。
6cm、7㎝級は必ず居るでしょうが、
ひょとしたら10㎝級も居たりして。
怖いよー。

しかし正体の解らない貝を食べるのは非常に気持ちが悪いです。
シジミには似てるけど大きすぎます。

見た目はシジミに似ているのでポケモン見すぎの2人の間では「シジミの突然変異巨大化説」まで登場する始末。
現在正体調査中です。

一体あなたは誰?





その後、それは「イソシジミ」ではないかとのメールを頂きました。
イソシジミの仲間にはイソシジミの他にワスレイソシジミとエゾイソシジミがあって図鑑で見ると似てはいるのですが皆膨らみのない平べったい貝のようです。

この『巨大しじみもどき』は真ん丸に近い程膨らんでいて、身はとても小さいのでどうなんでしょうねえ?

イソシジミと釣りで使うアケミ貝を同一としている資料も多くよく解らないです。
釣具屋で売っているアケミ貝と『超巨大シジミもどき』は見た目は全然違います。
イソシジミには殻の丸いものもあるという記述もあってそうなのかなと思ったりもします。
なお、通常食用にするシジミとイソシジミは形が似ているだけでまったく別種だそうです。

KURURUさんによると江戸川の河口でもこの殻の丸い『超巨大シジミもどき』が獲れるとのことですので、獲ってきて色々調べてみたいと思います。




You are オキシジミ

時は過ぎ潮干狩りをしている人もパッタリとだえ秋風も吹くこの頃。
そんな柿も熟してポトリと落ちるこの時期に、yutarouさんの書き込みでポロリと正体が判明しました。
確認のため微小貝のページで調べたところ
間違い無くマルスダレガイ科のオキシジミでした。
名前はシジミでもハマグリに近い仲間らしいです。
獲ったばかりのオキシジミの色は
硫化水素で黒くなった泥のところに住むので黒い色をしていますが、
表面をきれいに洗うと黒が落ち茶色が出てくるそうです。

貝塚からも貝殻が出てくるので昔から一応食べられてはいたらしいのですが貝殻の量からすると全然人気は無かったみたいですハイ。不味いもんね。

ところがKURURUさんによると
この貝の美味しい食べ方があるそうですので、解りましたら公開します。
結構、難しいみたいですが。
今年は良い潮が無くてもう掘りに行けないから来年ですね。


状況視察

オキシジミが繁殖している所が見たかったので2004年春先にちょっと江戸川の河口、地下鉄東西線の鉄橋近くに行って着ました。ボート乗り場の横です。

砂の状態は河口なのでヘドロ交じりで、干上がるとものすごく固い砂というよりは泥に近いかな。

少し掘ると誰も掘らないだけあっていくらでも出てきます。大きいのだけを選んで標本用に持って帰りました。茹でて乾かすと殻の色が日が経つうちにだんだん茶色になってきて、まずまず綺麗です。と思いきや綺麗な茶色は薄い膜で爪で簡単にはがれます。

オキシジミの黒い色はハマグリの様に表面の薄い膜の色です。つまり、硫化水素で真っ黒になっているわけでは無いようです。

本当に美味しく食べられればあっという間に獲られてしまうんでしょうが、だれも獲らないというのも寂しいですねえ。